チャネリング時系列④

 

高校卒業して
就職もせず
とりあえず父親の住む街へ。

新幹線で移動しても当時6時間くらいかかる土地で
知ってる者は父だけなのにもかかわらず
いきなり父の1年以上の転勤で
私は独り暮らしになった。

高校時代に中途半端に終わったバンド活動をしたかったけれど、
どこ行ったらいいんだ?

中略( ̄ー ̄)

なんやかやで
タウン誌を読みあさり
「これだ!」と
私の内側が沸騰したのが
アングラ系の劇団だった。 

「いれてください!」
「見たことあるのか?」
「ないです!」
「出直せ」
「いれてください!」

バカなのか?と怪訝な顔をされつつ
シブシブ入団をゆるされ、
入ってから
 稽古場兼小劇場で年に2,3回の公演に加え、
1ヶ月ほどドサ回り旅公演をするテント劇団だということを知る。

なにそれ面白い!やっぱ勘が冴えてる~(((o(*゚∀゚*)o)))

団員20名?くらいだったかな…
旅公演となるとプラスα
あくの強い大人が20人以上、寝るのもテント劇場の客席にカビ臭い煎餅布団で雑魚寝。テントって言っても大掛かりな装置ありの舞台、お客さん100人は入れるくらいだから
建てるのもバラすのも中々の作業で。
晩御飯の材料費一人当たり150円なんて当たり前で
大道具も衣装も食事準備もほとんど役者が兼任で。
そらカオスですわ…

人間と付き合う修行、初っぱなから
てんこ盛りで。
面白すぎました(  ̄▽ ̄)☆ 

 

叱られたり、あきれられたりしつつ
優しくも見守られ
夜な夜なの酒盛りでは
各々の哲学が炸裂し、カラオケなんぞなくても手拍子で歌い踊る。
闇もあったが、闇とも戯れ、翻弄され。

めちゃくちゃ充実した日々でした。 

みなさん、本当にありがとう!!

 

 

それでもまだまだ
無条件の愛の尻尾もつかめないまま
暴れる幼稚園児くらいのレベルと勢いで。
所属劇団以外の公演にも隙あらば突撃参加で
3年間で6年分くらい活動したような気もする。

 

あ。

今回はチャネリング、カスリもせずに終わりそうやな…
と思ったら思いだしました。


この頃、初めての都会生活で
大きな本屋があるのが新鮮で
ない金ひねり出しては国芳だのエルンストだの画集をちょこちょこ買っていて。
当時まだ珍しかったデジタルアートの画集を横尾忠則さんが出していて、
なんとなく買ってみた。

 

それが天使がテーマで、中森じゅあんさんの詩?とコラボだったかな

宗教が嫌いだった私は、この時は宗教画も天使も興味はなかったにも関わらず
何かの栓がポコンととれたみたいに号泣してしまった。

 

この時、画集を見ながら
わけのわからない、ものすごく暖かいような、ありがたいようなエネルギーが私の中に滝のように流れてきた。

こう言っては失礼だけれど、絵も文章も、ひねくれた私の自我的には好みではなかったので、通常の「感動」とは全く違っていることはたしか。

 

お二人がチャネリングした作品を通して、間接的チャネリングした状態だったのかな???

思わずお礼の手紙を出したほど、私の中に何かが生まれた。

こうして少しずつ
なにかしらスイッチが押されていく。