チャネリング時系列⑨
「YES」のサインの話を
Kちゃんは何の抵抗もなく興味津々で聞いていた。
私は内心、「こんな怪しい話そんな素直に受け入れて大丈夫か?」といぶかしむ。
不自然なくらいピュアで危なっかしいと思ってしまったが、
これまでの人生に登場しなかった全く新しいタイプ。
私が知らないだけの、彼女が持ってる何かを知りたいような、
同時に深い縁のようなものを感じて頻繁に会うようになった。
そして
だんだん「YES」以外にも
突然シュワーーシャーーーと
耳鳴りにも似た高周波音と共に
エネルギーの塊というか肉眼では見えていないが、何か光の温泉が内側に涌き出たような現象が起こるようになり、
それは私という貧相なボキャブラリーしか持たない者には翻訳が難しいが
「情報」なのだと感じた。
これまで飽き性で広く浅く興味の向くまま食べ散らかした知識や様々な体験は
この翻訳のためにあったのかと思えた。
ぼやっと何とか翻訳をしてみて、それで合ってるか質問する。「YES」がくる場合もあるし、こない場合は、うるさい脳みその思い込みをなるべく外して
やり直してみる。
文字が見える時もあったし、
映像が見える場合もあった。
微かにかろうじて見える程度が多いけど、はっきりわかる時もあり。
盲信と依存に慎重な私は
相変わらず「ほんまかな?」と思いながらも、実験魂が勝ってしまって
とりあえず受け取った情報を採用して行動することにした。
情報の通りに行動すると、会いたい人にばったり会えたり、
予想外の展開が起こり、小さい私が謙虚になれたりした。
でも人に伝えるのはオッカナビックリ。
伝えると言っても、たいそうなメッセージはなくて、ほんの少し見えた過去生を簡単に伝えるかんじのこと。
でも「普通ひくよな」「頭おかしいって思われるん嫌やな」が拭いきれない。
そういう時、情報主は脅してきたり、コントロールしようという意図はない。
「伝えるのも伝えないのも自由です。」「ただ、伝えない理由は自分のエゴで、相手はもしかしたら必要としてるかもしれないけど、それでもいいですか?」的なニュアンスのことを言ってくる。
私はただの郵便配達人であり、
どう思われるかを気にして、
預かった手紙を破棄するのはしないでおこうと
一大決心?して何人か伝えてみた。
相手はもちろん突拍子もない伝言に一瞬ハテナ(´・ω・`)?になるわけだけど、だいたい
「なんでかわからないけど涙でそう」な反応だった。
その後その相手が大きな転機を迎えるにあたり、
その伝言もほんの少し背中を押していたかもしれないと思えることもあったので
とりあえず、余計なお世話のでしゃばりイカれた女にならなくてよかったと安堵した。
今でもやはり伝える時は慎重だし
私が凄いと証明するためにならないよう、
結果を期待しないよう、
かつ情報の奴隷にもならないよう、
郵便配達人に徹することは肝に命じている。
もちろんKちゃんに対しても、伝える時はそのつもりで接していた。
そしてその頃最も楽しかった体験
Kちゃんとチャネリング使ってデモテープ作成。
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